愛知県精神医療センター

病院内の施設の社会見学をさせていただきました。
団体で社会見学をさせていただいたのですが、副院長、看護部長、PSW、事務管理センター（ですか？）の方々から院内説明を受け、見学させていただきました。スタッフの方たちがカンファレンスを行い、とても考えられて旧城山病院から建て替えられたと聴きました。施設全体に言えることですが、特に保護室のつくりなどは最大限に人権意識に配慮したつくりになっていると感じました。

かつて僕が入院させられた精神科病院は患者は“家畜”として扱われていました。その精神科病院ではもはや患者は“人間”ではありませんでした。懲罰や暴力などの人権蹂躙などは日常茶飯事、珍しいことではありませんでした。

しかし、ここの精神科病院はそれとはまったく違っていると感じました。とにかくあらゆる場所の空間が広いです。余裕を持った作りになっていました。病院スタッフの方たちも高い人権意識を持っていらっしゃると感じました。少なくともこの精神科病院では患者は“人間”として扱われるのではないかと感じました。このような環境の精神科病院は全国でも珍しい部類に入るとおっしゃっていました。また僕もそう感じました。

今日本の精神医療は先進国の中でもあまりよくない状態にあります。この精神科病院のようによくなっていって欲しいと切に願ってやみません。

うちの次女が、長年こちらの外来診察で平澤先生にお世話になっております。自傷癖のある次女ですが、以前に較べると愚痴を口に出して言えるようになってきたり、長続きせず転職を繰り返していたのが、今では10年も同じ職場で葛藤しながらも頑張れる様になりました。結果がすぐには出ない病ではありますが、少しずつ変わってきました。気難しい次女に対して気長に見守って頂いて感謝しております。
ただ、予約の遅刻だけは娘に注意しときますね。