福間病院

母親の自死により自我が崩壊し、自殺未遂を繰り返す状態になったので、かかりつけ医に相談して、福間病院に紹介してもらい通院して五年以上経ちます。

その間にコロナ禍などもあり様々な病院の在り方を見ていました。

時に患者側が恐慌に陥っているときの対処も万全に成されています。

カウンセリングの存在しない日本において、一定時間であればカウンセリングとも言える受診になるので、必要不可欠な病院です。

ここのドクターに私は何度も救われました。今でもしぶとく生きているのは、ドクターたちの献身な診療のおかげです。

待ち時間が長いのは受診者が多いので仕方ないことで、タイミングを合わせれば、スムーズに受診できるようになります。

ただひとつ残念なのはドクター変更があります。それは病床を持つ大きな病院ではありがちなので、クリニックを探すしかありません。さらには院内処方ではなく院外処方になったので、調剤薬局での待ち時間の方が長くなりました。院内処方では対応が疲弊するほどの受診者と入院患者数なので諦めています。

長く通うと、ときおり、ナースの行動やスタッフの行動に明らかに不快を感じたときは、必ず事務局に相談しています。患者が医者を選ぶ時代ですが、上下の別はないと思ったうえで相談します。スタッフの言動や行動に人間性が垣間見れてしまい、目に余る時は長く通う病院が良い方向に向かうように、相談することにしています。

さて、ドクターですが、一人一人のドクターは例外を除いて問題なく私のうつ病と向き合ってくれましたし、現在でも向き合って頂いています。＊例外とは私とは全く合わない相性のドクターに出会ってしまったこと

院外処方になったのが残念なので、星ひとつ減らしました。

病院に関する評価ではありません🙇‍♂

重厚な正門は「薬医門」という造りで、
大名・藩の御典医などに建築が許されたものです。

実は、戦後『福間病院』に買い取られるまでは、「筑豊の五大炭鉱王」の一人、堀三太郎の別邸でした。
本邸は直方市にあったのですが、晩年はここ福間別邸で過ごしたそうです。

堀三太郎の福間別邸の頃は、敷地面積が
現在の３倍以上、９万坪余りあったとのことです。

私はここで命を救われました。
原因不明の体調不良に10年以上悩んできました。
どんなに精密検査しても原因がわからず心因性のものだと言われ、藁にもすがる思いで福間病院に来ました。
担当のS先生は本当に親身に話を聞いて下さり、行政のお世話になることに及び腰だった自分に適切なアドバイスを下さいました。
何度も何度も死のうと思いましたが、今まだ踏み止まれているのは間違いなくこの病院のおかげです。
なるべく人に迷惑にならないよう、自分にできることを少しずつ頑張ろうと思えています。
本当にありがとうございます。
同じように悩んでいる方に、本気で悩んでいる方にこそこの病院は必要なのだと思います。

子供のうつ状態が急に悪化し親子共に限界を迎えてました。藁尾を掴む思いで福岡にあるありとあらゆる精神病院に電話をし診てほしいとお願いしましたが、予約ないとダメです、新患は1ヶ月後ですなどと断られました。遠方でしたが福間病院に泣きながら受診をお願いしたところ親身になって聞いて頂き診察をして頂ける事になりました。
着くと、電話口で話を聞いてくれた看護師さんが声をかけてくれてました。そして息子に「頑張ったね。もう大丈夫！先生にみてもらおうね」と目線を合わせて声をかけてくださいました。涙がでました。
主治医の先生は、私たちの話をたくさん聞いてくださいました。そして、「本当によく頑張ってきましたね。辛かったですね。少し休養をしましょうね」と優し言ってくれました。涙がとまりませんでした。
入院を経て、状態は良かったり悪かったりとまだまだ繰り返しですが、いつも親身になって聞いてくださる福間病院の先生、看護師さんたちのおかげで本当に救われました。いい病院に出会えて感謝です。
本当にありがとうございます。