神奈川県立足柄上病院

「慈愛に満ちたスゴ腕の先生に母娘で…」
かかりつけ医に紹介状を書いて頂き、病院間で予約も取れるそうなのですが、かかりつけ医の休診日との兼ね合いで、予約なしの初診で来院しました。

病院ホームページには、初診時の持ち物、外来の建物の案内図もあるので、自分のかかる科が何階のどこにあるか、また、コンビニもある、など色々わかり、安心でした。

朝、建物が開く前から扉の前に並んでいましたが、もっと殺気だっているかな？と思いきや、建物が開く時には3人しか並んでいませんでした。
中に入るときれいなお姉さんが親切に説明してくださり、保険証等を預かってくれたので、受付が始まる8時半まで車にいる事にしましたが、初診の1番になれました。

ちなみに駐車場も外来建物の入り口のすぐ近くにあり、2階建なので、1階に停めれば夏も車があつくなりません。(道を渡りますが、交通量も多くないので、すぐ渡れます。)駐車場は、1回200円で済みます。同じ日に2回来ても200円のみ(受付で手続き必要)、30分以内(書類出すだけとか)だと無料だそうです。(詳しくは病院にお尋ねください。)
病院入り口の自動ドア前で車から降りられる、屋根つきの小さなロータリー(車寄せ)もあります。

話を戻します。受付の近くまで行くと、まるで人相等が伝わっていたかのように、名前を呼ばれ、スムーズに手続き完了、ファイルを持って診察科に。
その後は、先生が予約を取ってくださるし、その予約時もそう待たされる事もないです。

その先生もとても優しくて、よく話を聞いてくださいます。病院にかかる時は、身体ばかりでなく、心までも弱っているのだと思いますが、とても誠実で一生懸命治療してくださるおかげで本当に心まで元気になってきます。

はじめは県立病院のスゴ腕の先生だから、きっと近づきがたい先生に違いないと、勝手に想像して気後れしていました。ところが先生はお話のしかたも柔らかで、患者の意志も尊重してくださいます。またすべき事すべきでない事の振り分けも鮮やかです。

医師としてももちろん素晴らしく、その上、人としても慈愛に満ちた先生に感動してしまいました。

それで、同じ場所を患っている母もその先生にぜひ診て頂きたいと思いました。先生は、母の病気も熱心に診てくださっています。母も喜んでいます。先生ありがとうございます。

来院の度に、本当に良い先生に出会って幸せに思い、紹介してくれたかかりつけ医にも感謝しています。
先生には、ぜひずっと足柄上病院にいて頂きたいです。

また、病院全体が落ち着いた雰囲気で、いつもきれいにお掃除お手入れされていて清々しく、古さ、不便など全く感じさせません。看護師さん・検査技師さん・スタッフの皆さんも皆、テキパキとしている上、親切です。

大きな病院なので、紹介状なしだと選定療養費が治療費とは別に必要です。2022年10月からは7,700円になっています。

先生は横浜の病院に行ってしまいましたので、私も紹介状を頂き、今は開業医の先生の所に通っています。足柄大橋を渡る時、上病院はあの時のように優しい雰囲気に満ちたままなんだろうな、と懐かしんでいます。

神奈川県立足柄上病院は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行期間中、前例のない挑戦に直面しました。この病院は、神奈川県の中でも特に新型コロナウイルス対策において重要な役割を果たした施設の一つです。2020年から2023年にかけての新型コロナウイルス対応において、足柄上病院がどのようなアプローチを取り、なぜそのような対応を選択したのかを詳しく掘り下げてみましょう。

### 1. 初期対応：情報収集と体制構築

2020年初頭、世界中が新型コロナウイルスの脅威に直面した時、足柄上病院もまた迅速な対応が求められました。この時期、病院はまず最新の情報を収集し、感染症専門家との連携を強化することから始めました。また、病院内の感染管理チームを中心に、COVID-19対策専門のタスクフォースを設立。これは、患者や医療従事者の安全を最優先に考える体制を整えるための第一歩でした。

### 2. 感染予防策の徹底

足柄上病院では、院内感染の防止に向けた厳格な措置を講じました。入院患者と外来患者の流れを分け、発熱患者を別のルートで診察する「フィーバークリニック」の設置や、面会制限の徹底などが行われました。また、高い感染リスクを伴う医療従事者へのPPE（個人防護具）の配布と使用指導を徹底。これにより、院内でのクロスコンタミネーションのリスクを最小限に抑えることを目指しました。

### 3. PCR検査と治療体制の強化

新型コロナウイルスの早期発見と迅速な治療が重要であると認識し、足柄上病院ではPCR検査能力の拡大に努めました。検査体制の強化により、感染疑いのある患者を迅速に特定し、適切な医療提供が可能になりました。また、重症化リスクの高い患者に対しては、集中治療室（ICU）の体制を強化し、特定の治療法に関する最新の研究情報を追い、効果的な治療プロトコルの開発に注力しました。

### 4. ワクチン接種と地域社会への貢献

ワクチン接種が始まると、足柄上病院は接種センターの一つとして機能しました。病院は地域社会と密接に連携し、住民へのワクチン接種を促進。この取り組みは、地域全体の集団免疫獲得を目指す重要な一歩でした。

### 5. 教育と公開情報

病院は、医療従事者だけでなく、一般市民に対しても新型コロナウイルスに関する正確な情報を提供する責任を負っています。足柄上病院は、ウェブサイトやSNSを通じて最新の情報を発信し、誤情報の拡散防止に努めました。また、医療従事者向けの研修を定期的に行い、最前線で働くスタッフの知識とスキルの向上を図りました。

### まとめ

神奈川県立足柄上病院の新型コロナウイルス対応は、迅速な情報収集、感染予防策の徹底、検査体制の強化、治療体制の確立、ワクチン接種の推進、そして教育と情報提供の充実によって特徴づけられます。この期間における病院の取り組みは、地域社会への貢献だけでなく、今後の感染症対策のモデルとなり得る価値ある経験を提供しました。

現在は通常稼働されてます。