国家公務員共済組合連合会　大手前病院

どこに行っても「お待たせして済みません。」の一言が有難い。色んな科に行きましたが全ての先生が親切、丁寧。信頼に値する病院です。

基本的に当該地域では高度医療を担う病院で、通院であれば「大先生の診断」後、地元病院では治療&観察となり、入院であれば「安定期」になったら即地元病院へ転院となる感じで、長期にお世話になる可能性は少ない病院です。

病院設備は、(コロナ)感染症対策が強烈で、閉鎖されている箇所があったりしますが、無線LANが開放され、小さいながらもファミリーマートがあったり、通院&入院共に不便は感じません。
会計等もIT機器で効率化されており、高齢者の戸惑いは生じそうですが、新鋭ツールを使いこなせる方なら、割とスムーズに事が進みます。

反面、上述感染症対策同様に、医療サービス面への拘りは強烈で、要介護者の入院とかとなれば、ビックリするぐらいの範囲でサービス提案を1時間ぐらい掛けてされます。
しかも、それらサービスに必要な備品は、全て自己持参が基本となっていて「これらを1階のファミリーマートで買って来て下さい」と渡されるリストはA4用紙に収まらない程だったりで、結構な金銭負担に備える必要がありますが、コンビニなのでQUOカードや電子マネー対応なのは救いです。

また、個室入院や日用品・おむつ等の自動供給サービスもありますが、これらは他院に比べると高価設定になっている印象を受け、所謂プライム級サービスを受けたい方向けに用意されているのかもしれません。
実際に通常サービスのみでも、他院に比べて極楽と感じる方は多いみたいです。

ちょっと気になった点としては、何らかの理由があるのか、全体的に院内照明が暗く、特段に入院病棟の廊下においては、窓際の陽光を頼らないと文字も読めない程でした。

総じて、軽い症状の患者だと適当にあしらわれてしまう可能性が高い、重篤患者向けに全力投球している様に見受けられる病院です。
比較的に規模は小さい病院ですが、医療サービスには「強み」を持っており、どうしても地元病院で問題解決出来なかった際に、頼る事に適していると感じます。